3月のはなし

今月触れたもの。めちゃ少ない…

「作家論について」
「世評と自分」
「精神病覚え書」
「男女の交際について」
貞操の幅と限界」
「ラムネ氏のこと」
「私は誰?」
「私の葬式」
「わが工夫せるオジヤ」
「幽霊と文学」
「文字と速力と文学」
「今日の感想」
「近況報告」
「エゴイズム小論」
「生命拾ひをした話」
「甘口辛口」
「新らしき性格感情」
「新らしき文学」
「足のない男と首のない男」
安吾のエッセイ。オジヤがおいしそう。
安吾が今の世でPCや音声認識ソフトに出会ったら喜ぶかなあ

グランド・フィナーレ
表題作、ヘンな話だ…。読み足りないんだろけどストンと落ちない。
オナホの話も奇妙だった。

花と蛇
浣腸プレイにおけるヒロインとその義娘の扱いの差がひどい

谷崎潤一郎オリエンタリズム
レポート用に拾い読みしたやつ

『さようなら、ギャングたち』
こういう小説もある、こういうのも小説って言うんだな。と思った本
「ちがう」ことで生まれるおかしみや不整合性を注釈で知るはずかしみある

『愛の生活・森のメリュジーヌ
リベンジアンド惨敗

恋の罪
短編集。途中までしか読んでない
あまりピンとこなかった…

『D坂の殺人事件』
表題作、そっちかい!!!
柘榴がよかった。

ボヴァリー夫人
読み途中。夫人が初めての浮気で青姦する話
登場人物がみんなダメでどうしようもなくて悪くない人

アナと雪の女王
曲と映像、コスチュームデザインがよかった。
ストーリーのやや駆け足さに合わせるためか登場人物が浅はか。

「星を賣る店」
クラフト・エヴィング商會初めて知ったけどすごくよかった。


今月は創造的進化も読み終わらず、読書会も行けず、読書のモチベーションの低いちょっとだめな月でした。
あとはタイガーアンドドラゴン観たりしたよ。寄席行きたいなあ

2月のはなし

2月にふれたもの。
二日に一冊は本を読もうと思ったんですが、一冊が一編になり、一章になり、、、
今月こそは。

堕落論
そうだそうだ〜と思いながら読んだけどなにがそうだそうだなのか覚えていない

『知的な痴的な教養講座』
「小さな死」の話にああと思った。
肥えた舌は人生を豊かにし、逆もまたしかり。

フェティシズムの修辞学』
下ネタ好きならぜひ読むべき。
革の話と人形愛のあたりが印象深い。

『思考の整理学』
たとえがうまい。
なるほどね〜と思ったし参考になるとこも大いにあるけど学者か隠居でもないとこんなくらしはできない

枯木灘
昨年度秋期に数ページで挫折したのを読み直しました
もう一回読み返して三部作読んで来年度のK教授選択基礎演習出たい

『複製技術時代の芸術』
うちの学部だともはや一年次に必読なんだろけどいまさら読んでははーってなった。
現代の写真の扱われ方と併せて考えるとおもしろいかも。
建築と歴史の勉強したくなった。

文章読本
小説家の書くややくだけた私的なエッセイが好き
積んでた『鍵・瘋癲老人日記』と『吉野葛・盲目物語』を読むきっかけになった
谷崎はスケベなくせにステキな文章を書くのでズルイ

楢山節考
息子がいい子だ

『美食倶楽部』
スランプ期のころの短編が多いみたいだけどこういう奇怪でスケベでどうしようもないかんじの好きです

『鍵・瘋癲老人日記』
まるでダメなオッサンとまるでダメなジジイ。
さっちゃんの唾を飲ませるアレはナオミのともだちキッスと似て逆に汚らしいのがいいね。

谷崎潤一郎――擬態の誘惑』
一章か二章で挫折。著者の語彙にまだあんまり慣れない。

『創造的進化』
やっと一章読み終わったけど恥ずかしくて言えないくらい時間かかった。
とりあえずぜんぶ読みおわらなくてはならん本。

谷崎潤一郎論』
読みよいです。まだ途中。

『破戒』
いつから読んでるかわからない。
わたしの場合本はモノとして手元に置いとかないとだめだとわかった。ipodだと一ページあたりの情報量も少ない。
片手でさっと出せてすぐ辞書引けるのは便利。

「USCA」
エラーくんのまんがは「しりとり」がいちばん好きです

地獄でなぜ悪い
思ってたよりスプラッタだった。でも主題歌のMVみたいな感覚で観るもんなのかなと思う。
拍に合わせて首が飛んでプシャプシャプシャーみたいな。
ミーハーサブカル野郎みたいで星野源避けてたけど好きになりました。

「凶悪」
ピエール瀧の前髪がとってもピエール瀧だった。

闇金ウシジマくん
もう肉体的に痛いのは観たくないよお!
ゆうこはアップで見ちゃいけないやつだ、肌まで演技しなくていいぞ。
林遣都きゅんはマダムに体売ればよかったと思う

レ・ミゼラブル
Master of the Houseがとくに好きです。
わたしたぶん平均以上に俳優知らないんですがバックグラウンドとか考えなくて済むのはよい。

「The wedding singer」
早大オムニバス卒公。学生でただでと思うとすごい。


それと、勉強ってほどじゃぜんぜんないんだけど、9.11の体験記とか動画なんかをいくつか見ました。
その事件がじぶんにもたらした記憶や体験がまったくないから少しは知っとかなきゃなあと思って。
流れで東北の震災のそれらも見たんだけど、おんも出るのがこわくなりました。

ぎんたまのはなし

劇場版銀魂を観てきましたのでメモ。バレ。


劇場版+今のそらちの書き下ろし+オールキャラっていうとやっぱああいうかんじになってしまうのかな…
というのが正直。
ターミナル跡の対峙シーンとか、だいぶ紅桜に引っ張られてると感じてしまったし、キャラや小話の使い方が記号的というか。
ここにこういうシーンがほしいからこいつに泣かせればいい塩梅かな、みたいな使い方をしていると思いました。これは原作読まなくなった理由のうちでもあると思う。
さっちゃんって妙ちゃんとあんな仲良かったっけ?

いちばんあれだったのは現代組が攘夷時代にスリップしてきちゃうところ。
マダオがわざわざ白装束着てるのはなんで?とか、妙ちゃんが銀ちゃんと背中合わせ=かつての桂の位置で戦えるの? とか
なんというか攘夷時代がもつのは、というか原作アニメがともに攘夷にもたせているのは「死」というイメージで、村塾組とかが戦ってもどうにもならないまま仲間がバッタバッタ死んでいくようなところだから現代の真選組だの百華だのいうモブが簡単に来てほしくなかったんです、攘夷組がなんかよくわからんけど助けてくれた幻みたいな扱いをしてほしくなかったんです、個人的に
紅桜と違って相手は殺しにくるわけですから、「みんなついてるよ」の「みんな」が不特定で、なんだかそれでだれか死んだらおまえどーすんのみたいな…
なんだか攘夷時代がとても軽度なものに思えてしまった。フィルタかけてるだけで実際そんなもんなのかもわからんけども。

というので、脚本というか話の大筋があまり好きではなかったかな。
ぎんたまは竜宮篇あたりから「なんかよくわからんけどふしぎな力で元通りになりました」みたいな話が増えてしまって、週刊誌で作ってたらまあそうなるのもしかたがないなと思うんだけど、劇場でそれはもったいないなと思った。ていうかまず神楽とぱっつぁんが後継者争いってとこからハテナだった。
時間いじりものはわかりやすくおもしろく見せるのがほんとうに大変だと思うから、今回はどうじゃったやろってかんじです。
ウイルス話も何回目だってかんじだし最後どういうこっちゃかよくわからなくて。
あとは主題歌が尺不足+最後の戦闘シーンにかけるには地味で合わなかったかなて思います。
あそこもテンションあがる活劇でもなくでもみんなベラベラしゃべってるしなんかどういうきもちで観たらいいかよくわかんなかった。
そんで最初か最後に万事屋BG入れてくれたらうれしかったな笑
最後そのまま終わっちゃってあれっあれってなった笑

作画はそこまで崩れてなかったと思うけど、デフォルト設定画が最近の原作よりなのと戦闘シーンあんまり動いてなくてざんねんでした
知ってるのが竹内さんと乙幡さんしかおらんくてションモリ

珍さんビジュアルとかアレ勃ちぬは笑ったけど映画泥棒が冗長すぎてリピートはないなーてかんじです。原作にない一発の笑いと、劇場で動くキャラを見に行く映画だったかな、と
白夜叉たんを除くじょい3の出番泣くほど少なかったけどでもみきしん聞けてよかったですふ

でもあれだな、時間軸うんぬんがあったとはいえ公式で坂田が死ぬっていうのはおどろきだった…

演じるはなし

演劇を見てきたんですけど。

見るということは見せられるということで、

見るという行為はとても一方的で、

止めることもできず、意味を考えることもできず、
ただ目の前の現象を映すことしかできない、

観ていたけど、見ていたのと同じくらいのどうしようもなさで、

それはじぶんのせいであって、

ああアタシ相変わらず弱いオツムしてんのね てかんじです


ぜんぜんわからないですね。年をとってもばかのままという話。

深い海のはなし

きじだよお。

今日はね、沼津にある深海水族館に行ってきました。
ちいさいわりに入場料が高いってことで、交通費もだいぶかかったし期待にはずれたら同行人にも申し訳ないな〜と思ってたんだけどすごく楽しかったよ。

シーラカンスっていう生きた化石がいるね。
あれはいますごく貴重な生物で、商用目的で展示したりするにはすごく繁雑な手続きを踏むらしく
やつがいるのは日本でここだけなんだって。
冷凍状態のや剥製のものが5体ぐらいいたかな
ふつうの魚みたいに背骨がなくて、かたいうろこで身体を支えてるっていうおもしろいいきものだった。
生きたまま観察してる施設はないから生態についてはまだまだわかってないことだらけで、オスの生殖器すら見つかってないらしい。

ほかにもヘンな名前のいきものや、ヘンなかたちのいきものや、ヘンなもようのいきものがいて終始きもいきもい言ってました。
両生類もたくさんいて楽しかったなあ!
それに水族館の水槽は圧力をぜんぜんかけてなくて、深海魚は長い時間をかけて少しずつそれに慣れていくんだそう。っていうのもなんかおどろきだった。
慣れてくれるんだね。

タコクモヒトデを楽しみにしてたんだけど、いなかったのだけ心残りだったかな

なんだか深海っていいよね。
「適応しようとしたらそういうふうになっちゃった」かんじが好きです。
あんな暗くて重くてどうしようもないところでも自然に適応して種が存続していくってすごい。

たくさん写真を撮りました。
科博の深海展もすごくたのしみです。
前売り特典の大王イカマッコウクジラのストラップちょっと欲しい、笑

今年度のはなし

そう、春になったのでした。
みなさまいかがお過ごしですか。きじです。

今年になって知ったことなのだけど、新年度に新しいことを始めたり
課題を大きめに設定してがんばろうとするのを四月病というらしい。
四月病って新しい環境に適応する気回しに疲れることだと思ってたらぜんぜん違いました。
わたしもご多分に漏れず潜る授業をチェックしたくせに初回から行かないでいます、
こればっかりは不治の病であるといいんですけどね。

学年がぶじにひとつ上がって、わたしは文芸ジャーナリズム論系という専門に進みました。
じぶんの無教養にはずかしくなることがしょっちゅうだけど刺激的で楽しい授業が多いです。今年は読み書きもっとうまくなりたいな。
1年次から取れるものもいくつかあって、ああこれ去年の今頃に知ってたらな…なんて思いながら受けてます。
去年のわたしは授業がつまらないだとかなんとかとかとぶうたれてたけど、見返してみたら去年度の春期はほぼラクタンだったよ、そりゃあ自業自得だね。

四月病なわたしは気になるものがいっぱいです。
本も読みたいのがたくさんあるし、勉強したことをアウトプットしなきゃと思う。
それにタップの公演を受けて「表現」にがぜん興味がわきました。
演劇をしているかたの知り合い(というにはちょっと遠いかもしれないけど)もできたし、音楽も気になってるし、絵ももう一度ちゃんと勉強したいなと思うようになった。
きのうミュシャ展に行ってきたのだけど、やっぱり感じた瞬間に「ああ」と思えるものってすごいと思うんです。わたしという人はそういうものをもっと知るべきだと思う。勉強すべきだと。
映画も写真もいっぱい観たいです。
できる環境に身を置いていると思うから、それならやらなきゃ。
夏のまんなかにいくまではじぶんにそう言い聞かせます。

ここに書くのはいつも決心ばかりになってしまうね、はずかしい…