7月のはなし

夏休みだ!
といってもあれやこれやと課題があるのであまりお休み気分ではありません。
むしろタイムキープしてくれるものがないのでやや不安な今夏です。

今月読んだり観たりしたもの

・本
福田繁雄のからくりデザイン』
『アイデアのエレメント』
福田繁雄大回顧展図録』
『錯視芸術の巨匠たち―世界のだまし絵作家20人の傑作集』
レポートのネタに再読。
小学生のとき朝日新聞の日曜版で彼のコラムを読んでからのファンなので、好きなものとしてはいちばん息が長いと思う。
……のだけど、読むより見てよ、それが早いよってかんじなのでいざレポート書くとなるとたいへんだった。

『葉桜の季節に君を想うということ』
予備知識ゼロで読んだら気持ちよくだまされました。

『ソドム百二十日』
キュルヴァル法院長の人物説明はさすがに吐き気をもよおした。
澁澤版だったので序章しか読んでないけどもうおなかいっぱい
うんこ好きとジジイが男の子に掘られるかんじのが好きな人はぜひ。

少年愛の美学
尻の穴に対する情熱がすごい。
ソドムと並行して読んでたらさすがにきちくて1/3くらいで中断したまま放置してます。
でもたぶんあとの2/3も尻の話しかしてない。尻の穴の美学でよかったんじゃないか。
A感覚とV感覚とP感覚、ふんいきはわかるけど具体的にどんな感覚だかよくわからん

『異邦人』
ここまで演技を廃していながらカミュ自身は演劇界でも生きていたっていうのがおもしろい。
同じ不条理小説でもカフカより開かれたかんじがする
カミュとかサルトルとか、文学で大きい論争が起こるときってどんなかんじなんだろうね。今もあるのかなそういうの。

言論統制
これもレポートのネタ用に。
1940年ごろに紙幅采配から内容の検閲から出版関係のすべてを握ってた独裁者と言われる人の、日記が最近見つかって、読んでみたら実はそうでもなかったんじゃ?という本。たぶん

『夜叉ヶ池』
戯曲はじめて読んだ。百合ちゃんかわいすぎっすね。
高野聖もっかいトライしよう

シューマンの指』
奥泉光。図書館行ったときに読んでるのでまだ途中。
この作品だけなのかほかのもなのかわからんけど説明が多い

『マダム・エドワルダ』
神が出てくるとウッてなる 神のいる場所で生まれ育った人ってやっぱりその存在が大きいんだなあと
エロティシズムのそのへんの項と併せて読むといいのかなって思いました。(よくわからんくて飛ばした)
参考になりそうだなあと思ってまだ読んでないサイト↓
http://ookajun.com/news/1497/

『蔵の中』
語りかたがよかった。きもの好きっていうのも。

『読書について』
すんませんすんませんってなりながら読んだけどこれは幼いころからいいものを見たり読んだり考えたりできてた人が書いたんだなあとも思う
ショーペンハウアーがともだちだったら「おまえにはわかんねえよ!!!」ってぶちギレると思います

『あらくれ』
いま読んでるもの。
お島ちゃん…お島ちゃん…

『モンスターの歴史』
モンスターとか畸形から歴史をまとめた本。文章の組み方は読みづらくもうちょっとボリュームあってもいいなと思うけどわかりやすくておもしろい。

『わたしたちに許された特別な時間の終わり』
いまのとこ「三月の5日間」だけ読んだ。
あーなるほどこんなかんじかあってかんじ。好きでも嫌いでもない

『日本小説技術史』
8月に読破したい本。


・映画
未知との遭遇
音が曲になり、語がことばになりという親和がいいなあと思った。
宇宙人とお近づきになりたいというのはよくわからんけど。

「叫」
思い出したくねえ

「マンマ・ミーア」
ミュージカル好きの人たちには高評価だけどあんま好きじゃなかったなあ。
お話自体に嫌悪感が。

超高速!参勤交代
ちねん君のM字開脚と蔵之介の喘ぎはぜひシアターで

レザボア・ドッグス
ブロンドさん推しです
音楽とおしゃべりがいいなって思ったけどそういう楽しみ方でいいのかな。

「未来展望」
なるほどとは思ったけどおもしろいかと言われるとウーン

「夜叉ヶ池」
キャストぴったりだった。百合ちゃんと白雪ちゃんが同一人物なのもいいね。
坂東玉三郎の色気と山崎努の若さと加藤剛の声と矢崎滋のしゃべりと石井めぐみ丹阿弥谷津子のお顔がたいへんよろしゅうございました。冨田のシンセは単体で聴いてたほうが好きだったかも。

パルプ・フィクション
ラストはかっこよかったけどジュールスは死んでるかもしれないのか。
神とトイレと足に注目しつつもう一回観たい。
ツイスト笑った

「ポーラX」
まわりの人にカラックス推しが多いので観てみたけど正直さっぱりだった。
おもしろいって思った人いたらおしえてください‥


読むべき本から逃げない夏にします、きっと